Pythonはそのシンプルさと強力な機能で知られていますが、文字列操作はその中でも特に役立つスキルの一つです。本記事では、初心者が押さえておくべきPythonの文字列操作方法と、便利な関数10選を詳しく解説します。
文字列操作の基本を押さえよう
まずはPythonで文字列を扱うための基本的な操作を確認しておきましょう。
1. 文字列の作成
Pythonでは文字列をシングルクォート (') またはダブルクォート (") で囲んで作成します。
# シングルクォートで作成
text1 = 'Hello, Python!'
# ダブルクォートで作成
text2 = "Let's learn Python!"2. 文字列の結合
文字列を結合するには + を使います。
greeting = "Hello" + " " + "World"
print(greeting) # Hello World3. 文字列の繰り返し
文字列を繰り返す場合は * を使用します。
repeated = "Python " * 3
print(repeated) # Python Python PythonPython文字列操作の必須関数10選
ここからは、Pythonで文字列を扱う上で知っておきたい10の関数を紹介します。
1. len()
文字列の長さを取得します。
text = "Python"
print(len(text)) # 62. str.upper() / str.lower()
文字列を大文字や小文字に変換します。
text = "Hello"
print(text.upper()) # HELLO
print(text.lower()) # hello3. str.replace()
文字列の特定部分を置き換えます。
text = "I like Java"
print(text.replace("Java", "Python")) # I like Python4. str.split()
指定した区切り文字で文字列を分割し、リストとして返します。
text = "apple,banana,grape"
fruits = text.split(",")
print(fruits) # ['apple', 'banana', 'grape']5. str.join()
リストの要素を結合して文字列を作成します。
fruits = ["apple", "banana", "grape"]
result = ", ".join(fruits)
print(result) # apple, banana, grape6. str.strip()
文字列の先頭と末尾から指定した文字を削除します。
text = " Hello "
print(text.strip()) # Hello7. str.find() / str.index()
指定した文字列の最初の出現位置を返します。
text = "Python is fun"
print(text.find("is")) # 78. str.startswith() / str.endswith()
文字列が特定の文字列で始まるか、または終わるかをチェックします。
text = "example.py"
print(text.endswith(".py")) # True9. str.count()
指定した文字列の出現回数を返します。
text = "banana"
print(text.count("a")) # 310. str.format()
文字列をフォーマットする便利な方法です。
name = "Alice"
age = 25
print("My name is {} and I am {} years old.".format(name, age))実践例：拡張子の抽出
以下は実用的な文字列操作の例です。ファイル名から拡張子を抽出する方法を示します。
filename = "example.txt"
extension = filename.split(".")[-1]
print(extension) # txtまとめ
Pythonの文字列操作は、日常的なプログラミング作業において非常に重要です。本記事で紹介した基本操作や便利な関数を使いこなせば、効率的にコードを書くことができます。次はこれらの操作を使って、自分のプロジェクトに応用してみてください！
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