仮想環境の移行も簡単！Pythonでパッケージを引き継ぐ方法

Pythonの仮想環境で、別の仮想環境にインストール済みのアプリをそのままインストールするには、以下の手順を実行します。

元の仮想環境から依存パッケージをエクスポート

元の仮想環境をアクティベートし、現在の依存パッケージを requirements.txt ファイルとしてエクスポートします。

# 元の仮想環境をアクティベート
source /path/to/original/venv/bin/activate

# インストールされているパッケージをエクスポート
pip freeze > requirements.txt

# 仮想環境をデアクティベート
deactivate

requirements.txt ファイルにはインストール済みパッケージとそのバージョン情報が記述されます。

新しい仮想環境を作成してアクティベートします。

# 新しい仮想環境を作成
python3 -m venv /path/to/new/venv

# 仮想環境をアクティベート
source /path/to/new/venv/bin/activate

新しい仮想環境で、エクスポートした requirements.txt を使用してパッケージをインストールします。

pip install -r /path/to/requirements.txt

これにより、元の仮想環境と同じパッケージ構成が新しい仮想環境に反映されます。

システム因宛の依存関係
一部のパッケージはシステム依存のライブラリを必要とする場合があり、これらは新しい環境で手動でインストールする必要があります（例：apt-getでのライブラリインストール）。
Pythonバージョンの一致
新しい仮想環境のPythonバージョンが元の環境と一致している必要があります。一致していない場合、パッケージの依存関係や動作に問題が生じる可能性があります。
パスに注意
新しい環境でファイルや設定が参照するパスが変更になる場合は、適当に修正してください。

これで、別の仮想環境のパッケージを新しい仮想環境に簡単に移行できます！