Pythonのリスト（list）は、データを順序付けて格納するための非常に便利なデータ構造です。この記事では、リストの基本操作から応用的な使い方までをわかりやすく解説します。初心者にも理解しやすい具体例を用いているので、ぜひ参考にしてください！
Pythonリストの特徴
- 順序付けされたコレクション
リストは要素が挿入された順序を保持します。 - 変更可能
要素の追加、削除、変更が簡単にできます。 - 多様なデータ型を格納可能
異なるデータ型を同時に持つことができます。
my_list = [1, "apple", 3.14, [2, 4, 6]]
print(my_list) # [1, 'apple', 3.14, [2, 4, 6]]リストの基本操作
リストの作成
リストは、角括弧 [] を使って簡単に作成できます。
# 空のリスト
empty_list = []
# 初期値を持つリスト
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]要素へのアクセス
リストのインデックスを使って要素にアクセスします。Pythonのインデックスは0から始まります。
fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
print(fruits[0]) # apple
print(fruits[-1]) # cherry（末尾の要素）リストのスライス
部分リストを取得する方法です。
numbers = [0, 1, 2, 3, 4, 5]
print(numbers[1:4]) # [1, 2, 3]
print(numbers[:3]) # [0, 1, 2]
print(numbers[3:]) # [3, 4, 5]リストへの要素追加
リストに要素を追加する方法は以下の通りです。
# 末尾に追加
numbers.append(6)
print(numbers) # [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6]
# 指定位置に挿入
numbers.insert(2, 99) # インデックス2の位置に99を挿入
print(numbers) # [0, 1, 99, 2, 3, 4, 5]リストの要素削除
リストから要素を削除する方法も複数あります。
# 値を指定して削除
numbers.remove(99)
print(numbers) # [0, 1, 2, 3, 4, 5]
# インデックスを指定して削除
del numbers[1]
print(numbers) # [0, 2, 3, 4, 5]
# 末尾の要素を取り出して削除
last_item = numbers.pop()
print(last_item) # 5
print(numbers) # [0, 2, 3, 4]リストの結合
2つ以上のリストを結合することができます。
list1 = [1, 2, 3]
list2 = [4, 5, 6]
combined = list1 + list2
print(combined) # [1, 2, 3, 4, 5, 6]リスト内包表記
リストを効率的に生成する方法です。
# 0から9の2乗を持つリスト
squares = [x**2 for x in range(10)]
print(squares) # [0, 1, 4, 9, 16, 25, 36, 49, 64, 81]
# 条件付きリスト
even_numbers = [x for x in range(10) if x % 2 == 0]
print(even_numbers) # [0, 2, 4, 6, 8]便利な操作方法まとめ
リストのソート
リストの要素を昇順または降順に並べ替えます。
numbers = [3, 1, 4, 1, 5]
numbers.sort()
print(numbers) # [1, 1, 3, 4, 5]
numbers.sort(reverse=True)
print(numbers) # [5, 4, 3, 1, 1]最大・最小・合計の取得
リスト内の最大値、最小値、合計を計算します。
print(max(numbers)) # 5
print(min(numbers)) # 1
print(sum(numbers)) # 14まとめ
Pythonのリストは、多様なデータを効率よく扱える非常に便利なデータ構造です。基本的な操作をマスターするだけでも、コードの表現力が大幅に向上します。ぜひこの記事を参考に、リストを使いこなしてみてください！
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